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ホテル・アーカイブズ通信 - http://www.hotel-archives.org
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ごあいさつ
このメールマガジンは、実際に泊まったホテル・リゾート・旅館を、泊まった人の視点でご紹介する目的で発行しております。国内、海外をアットランダムに取り上げいきますが、将来きちんと整理して、データベースにしていこうと思っております。

今回は、イタリアで5つ星にランクされる、ローマのザ・ウェスティン・エクセルシオールをご紹介します。ヴェネト通りのランドマークとしても有名な外観を持つ、由緒あるグランド・ホテルです。十数年ぶりにツアーを利用したので、あまり期待せずにいたのですが、泊まった部屋は十分な広さで天井も高く、とても快適に過ごせました。改装後間もないので、インテリアや家具がきれいなのも好感がもてました。ちょうど国際会議の開催と重なったせいか、いかにもエリート、エグゼクティブといった感じの人が多く、グランドホテルにふさわしい華やかさが印象的でした。

「ホテル・アーカイブズ通信」 発行人
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TODAY'S HOTEL Volume.04
Released at 24 June 2003
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The Westin Excelsior, Rome
基本情報 | basic info about hotel
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名称:
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ザ・ウェスティン・エクセルシオール ローマ
所在地: Via Vittorio Veneto 125, Rome 00187, Italy
TEL: +39-06-47081
FAX: +39-06-4826205
室数: 316
施設: レストラン2 バー1 ジム 室内プール スパ
URL: http://www.starwood.com/luxury/index.html
プロフィール: スターウッドのラグジュアリー・コレクションの1軒で、19世紀末の様式をテーマに、1904年開業のホテル。2002年全館改装。
泊まった部屋: デラックス・ルーム 室料はツアーのため不明。(HPの同時期参考室料470ユーロ)
撮影時期: 2002年6月
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詳細情報 | Details

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ウェスティン自慢のヘブンリー・ベッドは、横になった時かなり硬く感じるが、起き抜けに体が軽く感じる。リネンの肌ざわりもなめらか。ベッド枠自体は従来のものを使っているのか、幅が狭い。壁は一面、バーガンディー・レッドにゴールドの模様が描かれている。初めは圧倒されたが、品のいい色なので、すぐに慣れた。

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客室全体は35平米くらいだが、天井高が3mくらいあり、広く感じる。天井いっぱいまで高さがある窓が2つあり、室内は明るい。天井端の装飾やシャンデリアが、シンプルながらも優雅な雰囲気を演出していた。ちなみに、この部屋のテーマカラーは赤だが、隣の部屋は緑だった。
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ベッド側から見たリビング部分。右に見えるのがドロワーで、たくさん入るのがいい。別にウォークイン・クローゼットもある。すわり心地は悪くないが、くつろぐには向かない椅子だった。暖炉は使えないが、アクセントになっている。画面左手には、TV、ミニバーがあり、窓辺にやや大きめのデスクが置かれている。
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緑の大理石張りの広いバスルーム。10平米はあったと思われる。入って左手にバスタブ、右手にトイレ、正面右手にシンクがある。シャワーブースはないが、固定シャワーとハンドシャワーがついているので、使い勝手はよい。お湯の出もまったく問題なかった。バスローブ、スリッパあり。アメニティは、ウェスティン仕様のもの。脱衣かごがあるのがよかった。
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窓から見える向かいの建物。外壁の装飾や色合いがこれぞイタリアという感じで、眺めていて飽きなかった。ヴェネト通りとは反対側だったのが、かえって静かでよかった。ただし、ローマの街並みを部屋から眺めたい向きには、その旨リクエストした方がよいと思われる。また、同じカテゴリーのでも、広さやインテリアが違う部屋があることも承知しておきたい。

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日本では見かけない屋台の果物屋。ディスプレイの色彩感覚には、いつも感心してしまう。旅に出ると、こういうところで果物を買って、部屋で食べることもしばしば。旅の七つ道具、小さなナイフはチェックイン・バゲージに入れること!
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おまけにご紹介したいのが、ミシュラン1つ星レストラン「Il Convivio」のディナー。左側は前菜のスモークドダックのサラダ仕立て。スライスされたダックの中には、味の濃い葉っぱが隠されている。周囲のドライフルーツやざくろの実が味のアクセントになっている。右側はデザート。いずれも絵になるディスプレイ。洗練された味が忘れられず、今年も行ってしまった。
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<泊まってみて>
グランカフェ・ドネイ での朝食ビュッフェはとても充実していて、スプマンテまで用意されていました。メニューの多彩ぶりに、ついつい味見と称して食べ過ぎてしまうほどでした。行く前にレストランの手配などをファクスでやり取りしましたが、対応も早くて好感が持てました。スペイン広場やボルゲーゼ公園は徒歩圏内ですし、表参道を重厚にした感じのヴェネト通りを散策するのも一興かと思います。
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編集後記 | From editors
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今回はホテルの写真が少なめになってしまいました。その場にいると、これで十分だと思っていても、いざメルマガに仕立てようと思うと、あれもこれもと場面が足らないことに気がつきました。ただ、屋台の写真を取り上げたのは、旅のスタイルをお伝えするささやかなエピソードとして伝えたかったからです。これからも折にふれて、こうしたtipsをご紹介していこうと思っております。次回は、世界制覇をめざすホテルチェーンによる再生で話題になった、パリの名門ホテルをご紹介する予定です。
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