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ホテル・アーカイブズ通信 - http://www.hotel-archives.org
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ごあいさつ
このメールマガジンは、実際に泊まったホテル・リゾート・旅館を、泊まった人の視点でご紹介する目的で発行しております。国内、海外をアットランダムに取り上げいきますが、将来きちんと整理して、データベースにしていこうと思っております。

今日は、今から四半世紀前、さとうきび畑を熱帯雨林に変えるべく種まきをして、7年間育ててから開業したというユニークなリゾートをご紹介します。グレイト・バリア・リーフを望むビーチ沿いや、野鳥がさえずり、色とりどりの花が咲きみだれるジャングルの中にバンガローが点在しており、広大な敷地を構成するランドスケープは、散策する者の目を楽しませてくれます。ジャングルに囲まれていても十分快適に過ごせる、洗練されたエコ・リゾートという感じでした。

「ホテル・アーカイブズ通信」 発行人
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TODAY'S HOTEL Volume.06
Released at 8 July 2003
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Kewarra Beach Resort
基本情報 | basic info about hotel
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名称:
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ケワラ・ビーチ・リゾート (ケアンズ/オーストラリア)
所在地: (郵送先) PO Box 199, Smithfield, Q 4878, Australia
TEL: +61-(0)-7-40576666
FAX: +61-(0)-7-40577525
室数: 92
主な施設: レストラン バー プール2 ツアーデスク ショップ コインランドリー
URL: http://www.kewarrabeachresort.com.au
プロフィール: 1985年開業したスモール・ラグジュアリー・ホテルズの1軒、。ケアンズ空港から北へ車で20分の距離にあり、ゴルフ、グレイト・バリア・リーフ観光、熱帯雨林ツアーなどのアクティビティにも便利な立地である。姉妹リゾートとして、Thara Beach Lodge がある。
泊まった部屋: Pandanus Maud (Deluxe Bungalow) No.91
1室 1泊室料(ケアンズ空港送迎付き、税込み) 319オーストラリア・ドル
撮影時期: 2003年4月
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詳細情報 | Details

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バンガローの入り口。植栽の向こうはラグーンになっている。入り口に限らず、すべての窓に網戸があり、虫に悩まされることはほとんどなかった。日本で言えば晩夏にあたる時期で、エアコンがいらない程度の気温だった。

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板張りの床はきれいに磨かれていて、気持ちがいい。画面右奥のコーナーに、ミニバーや湯沸し、コーヒーメーカーなどが揃えられている。TVは戸棚に格納されていて、雰囲気をこわさない。メンテナンスがしっかりしているのか、年月を感じさせない室内だった。コーヒーが好みの味で気に入った。
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クイーンサイズのツインベッド。残念ながら、自分にはマットが柔らかすぎて、最初寝つけなかった。バスローブとスリッパが用意されている。ターンダウン・サービスはない。奥はクローゼットとデスクが置かれた荷物置き場になっていて、この左手にバスルームがあり、使い勝手がよかった。
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バスルーム全体は6平米くらいあるのに、シンクまわりが狭い。バンガロータイプの場合、ときどきお湯が水になったりすることがあるが、給湯の水温は安定していた。アメニティはオリジナルのもので、香りが柔らかだった。
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ラグーンとジャングル。熟練した庭師が常に手入れをして、景観を守っているとのこと。一番いいスイートがビーチ沿いではなく、ラグーン沿いにあり、この景観がいかにリゾートの誇りであるかがわかる。
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一角に小さなライブラリーがあるラウンジ。バーカウンターの右手の奥がレストラン。セミオープンになっていて、窓や扉はない。画面右手には熱帯雨林の濃い緑が続く。昼下がり、絞りたてのトロピカルフルーツジュースを飲みながら、静かなひとときをすごしたり、夕食後のデザートをここでいただいたりした。
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バンガローの外観。全体で30平米くらいの広さと思われる。ほとんどがこのタイプだが、家族用に2ベッドルーム以上のバンガローばかりを集めた一角もある。おそらく、カップルで静かに過ごしたいゲストと、家族連れなどにぎやかに過ごしたいゲストを物理的に離すことで、どちらにも満足してもらう意図があるのだろう。
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2つあるプールの内、ロックプールと呼ばれる小さい方。プールサイドに食事を運んでもらうこともできる。気温がプールに入るほどではなかったので、利用しなかったが、泳ぐよりプールサイドで寛ぐためにあるように思えた。
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ディナーのテーブル・セッティング。オーストラリアの豊富な食材を使っての無国籍料理。ビュッフェとアラカルトの朝食、アラカルトの昼食もここで供される。味は、取り立てて美味しいというわけではなかったが、そこそこの水準だと思う。

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これがKewarra のロゴマーク。宿泊先を検討していた時に、独特のデザインが気に入って、どんなリゾートだろうと想像力をかきたてられた。アボリジニのアーティストがデザインしたペリカンは、幸運と平和、そして幸福のシンボルだそうだ。ケワラのレセプションに着くと、2メートルもある木彫のペリカンが出迎えてくれる。

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<泊まってみて>
ビーチに隣接し、オーシャンビューの部屋もありますが、全体はジャングル・リゾートといった雰囲気だと思いました。たくさんの花に誘われて熱帯の蝶々が飛び回り、さまざまな野鳥がさえずる別世界のリゾートです。まだ、それほど知られていないのか、日本人ゲストはディナーの時にちらほら見かけた程度で、昼間はまったく見かけませんでした。無料送迎してくれるパラダイス・パームスというゴルフコースで、本物のペリカンや野生のワラビーに出会ったのも、いい思い出です。また、俗世間から隔絶されたジャングルから、日本語あふれるケアンズの街中へ出かけるというのもオツでした。
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<Welcome Tea をどうぞ>

ご自身もホテルの写真を撮るのが好きという読者からのメールを、ご了解の上紹介します。

初めまして。楽しく読ませて頂いております。ところで、投稿されているホテル内の写真をみて思うのですが、レストランやロビー等オープンな場所でのストロボを使用した撮影が気になります。私自身、いろいろな国のホテルで、よく日本人の観光客がレストランでストロボを光らせているのを見ます。あれはかなり他の客に迷惑ですし、恥ずかしくなります。ストロボをオフにして、自然光で撮影した方が雰囲気も出ていいと思うのですが。安ホテルならどうだっていいですが、4つ星、5つ星クラスに泊まる以上、それなりの身の振る舞いが必要だと思います。  DY

こちらこそ、はじめまして。いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。また、貴重なご意見をありがとうございました。私も同じ考えを持っておりましたので、撮影にはとても気を使っております。たとえばレストランなどでは、必ずスタッフに撮影してもいいかどうかを尋ね、了解を得た上で、フラッシュなしのデジカメで撮影しております。どうしてもフラッシュがないと撮影できない場合には、他のゲストがいない時に撮影しました。明るく見える画像は、デジタル処理をしているからです。とは申しましても、今まで以上に十分配慮していきたいと思っております。 発行人 

編集後記 | From editors
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今回、読者の方からいただいたメールをご紹介するコーナーを設けました。こうしたご意見やご感想をいただくと、これこそがメールマガジンを発行した者が味わえる楽しみだと思いました。今ある情報に物足りなさを感じていたのがきっかけで始めたことでしたが、正直なところ読者の方の受け止め方がとても気になっておりました。自己満足に終わらせることなく、いろいろなご意見をいただきながら、ホテル・アーカイブズを作っていけたらと思います。次回は、撮りたてホヤホヤの温泉旅館です。野菜大好き人間にはこたえられない料理の数々と、オーナーのこだわりが随所に光るハードにご注目ください。
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