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ホテル・アーカイブズ通信 - http://www.hotel-archives.org
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ごあいさつ
このメールマガジンは、実際に泊まったホテル・リゾート・旅館を、泊まった人の視点でご紹介する目的で 発行しております。国内、海外をアットランダムに取り上げていきますが、将来きちんと整理して、 データベースにしていこうと思っております。

今週は、今年7月にオープンした、ロイヤルパーク汐留タワーを取り上げました。開業準備の様子が ドキュメンタリー番組としてオンエアされたり、宴会重視の従来の日本のホテルとは一線を画して 宿泊に特化したりと、話題の多いホテルです。9月にはすぐそばにパークホテルがオープンし、 間もなくラグジュアリー・クラスのセント・レジスがオープンする汐留。どうやって差別化しているかに 興味がありました。
「ホテル・アーカイブズ通信」 発行人
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Annexの<神宮前瞬のつぶやきコラム>と<旅先で見つけた「こんなもの」>を更新しました。

Annex 神宮前瞬のつぶやきコラム Q.E.D.CLUB
Annex 旅先で見つけた「こんなもの」
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TODAY'S HOTEL Volume.24
Released at 11 Nov. 2003
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ロイヤルパーク汐留タワー
基本情報 | basic info about hotel
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名称:
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ロイヤルパーク汐留タワー
所在地: 東京都港区東新橋1-6-3
TEL: 03-6253-1111
FAX: 03-6253-1115
室数: 490室
主な施設: レストラン3 ラウンジ カフェ スパ 
URL: http://royalparkhotels.co.jp/shiodome/
プロフィール: 2003年7月、汐留再開発地区にオープンしたばかりの高層シティホテル。 世界的に有名なマンダラ・スパの日本初進出、オンラインでゲストのリクエストを受ける サイバー・コンシュルジュ導入、宿泊に特化など話題が多い。JR、地下鉄、ゆリかもめ等の駅に 近いうえ、銀座も徒歩圏内なので拠点として便利。周囲にレストランの選択肢が豊富なのも魅力。
泊まった部屋: 2611号室 サマー・リラクゼーションプラン
1室2名利用、スパのバス利用付き 20,000円(税・サ別)
撮影時期: 2003年9月
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詳細情報 | Details
zoom 画像をクリックすると拡大画像とキャプションがご覧になれます。

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タッチ式のカードキーでドアを開けて、客室内に入ったところ。泊まったスタンダードツインは、 広さ26平米程度。はめごろしの大きな窓は、電動で換気口が開くようになっている。正面は、作り付けの ワーキング・デスク。置かれているのは、液晶TVを兼ねたPC。写真には写っていないが、クローゼットは扉なし。
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ベッドにかけられているのは、ウールのフットブランケット。単なるアクセサリーだと 思っていたが、毛布がわり、肩掛けやひざ掛けにもなるものだった。読書灯が明るく機能的なのがよかった。 シモンズ社特製というベッドは、フットブランケットなどと共に、通販で買える仕組みがある。いわば体験できる ショー・ルームというわけ。
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窓の外に向けられたカウチは、足を伸ばすには少々長さが足らないが、くつろぐ場を 作ろうという苦心の策か。PCに向かう椅子は肘掛付きでリクライニングになっており、ビジネス客への 心配りが感じられる。
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デスクは横長で、奥行きがあまりない。ワイヤレス・キーボードを使うには、 卓上に出さなければならない上に、モニターやワイヤレス・マウスとの位置関係がむずかしく、少々使いにくかった。 インターネットへ接続し放題なのはありがたい。うわさのサイバー・コンシェルジュは使う機会がなかった。
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泊まった部屋は、左手に電通のビル、右手にセント・レジス(2003年12月末にコンラッドに変更との発表があった。)が入る工事中のビルが見え、 その隙間から浜離宮の入り口を見下ろす位置だった。右側のビルは完成すると同じくらいの高さになるそうなので、 眺め重視派なら予約時に確認した方がよさそう。
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なかなかスタイリッシュなバスルーム。ガラスで区切られたシャワーブース兼洗い場付きの バス・スペース。黒と白のコントラストがシャープな印象を与えてくれる。
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バスタブは深めで、給湯のスピードも満足できる速さだった。バス・アメニティは 資生堂製のボトルが置かれていた。香りがほのかで、男性も抵抗感がないだろうと思った。女性用の アメニティに、髪をはさめる長いクリップが入っていたのがめずらしかった。
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黒と白のコントラストがきれいなシンクまわり。すり鉢状のシンクはもう少し大きければ、 水はねを気にしなくてすむだろうと思われた。周囲も狭く、私物を置くのに苦労した。
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シンク下のスペースに入れてある籐製の小さなワゴン。上下2段になっていて、 着替えを置いたりするのに便利。最近こういう配慮が増えてきたことは、うれしいことだと思う。
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朝食は、アラカルト、ビュッフェどちらも用意されている。焼きたてのデニッシュが 10種類くらいあるうえ、卵料理は目の前で調理してくれるので、迷わずビュッフェを選んだ。 コーヒーを一杯取りのマシーンから自分で取ってくるのは、いれ立てを飲めるのでうれしいが、 列ができるような時は、時間が惜しいと思うかもしれない。
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朝食の席からちょうど東京タワーが見えた。周囲を高層ビルに囲まれているので、 大都会・東京を実感できる光景。
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<泊まってみて>
オープンしたばかりのホテルは、ハードはきれいでいいのだが、オペレーションが軌道に乗っていないので ソフトがどうも、と言われます。ここでもいくつかそういう点がありましたが、コンシェルジュの機転の きいた対応が強く印象に残り、また泊まりたいと思いました。プランに含まれていた「マンダラ・スパ」の バスを利用しましたが、ミスト・サウナが気持ちよく、疲れが取れた感じでした。バスはとても混みあい、 スパ・トリートメントを受けに来たゲストから不満は聞かれないのだろうかと思うほど、健康ランド状態でした。 ビジネス客指向の客室と世界的に有名なスパの取り合わせ。開業人気が落ち着いた頃、どんなマーケティングを 展開していくのでしょう。興味の尽きないホテルでした。
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編集後記 | From editors
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日に日に深まりゆく秋をいかがお過ごしでしょうか。こんな時期にぽかぽか暖かい日を「小春日和」というのだ そうです。ちょうど休日が小春日和だったりしたら、日帰りで紅葉狩りなんていいですね。さて次週は、ミラノにある、 トスカニーニやマリア・カラスにも愛されたというホテルをご紹介します。暖かい日の後、急に冷え込むことが あります。風邪など召しませぬよう。
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