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ホテル・アーカイブズ通信 - http://www.hotel-archives.org
HOTEL ARCHIVES
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ごあいさつ
このメールマガジンは、実際に泊まったホテル・リゾート・旅館を、泊まった人の視点でご紹介する目的で 発行しております。 国内、海外をアットランダムに取り上げていきますが、将来きちんと整理して、 データベースにしていこうと思っております。

疲れたなと思った時にふと行きたくなる宿、それが今日ご紹介する、板室観光ホテル 大黒屋です。 評判を聞いて訪れたのが昨年8月。低温サウナにはまってしまい、4ヵ月後どうしても行きたくなって再訪しました。 日常生活と変わらない客室空間にほっとできる、居心地のいい温泉宿です。
「ホテル・アーカイブズ通信」 発行人
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Annex 旅先で見つけた「こんなもの」クリスマス特集
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TODAY'S HOTEL Volume.26
Released at 25 Nov. 2003
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板室観光ホテル 大黒屋
基本情報 | basic info about hotel
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名称:
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板室観光ホテル 大黒屋
所在地: 栃木県黒磯市板室856
TEL: 0287-69-0226
FAX: 0287-69-0497
室数: 32室
主な施設: 露天風呂、大浴場 低温サウナ ライブラリー  
URL: http://business1.plala.or.jp/daikoku/gate.html
プロフィール: 「癒しとアートのある空間」というコンセプトのもと、手ごろな料金と 450年の伝統を生かしたホスピタリティでリピーターが多い。2003年春先にロビー周辺、 梅の館を改装。バリアフリー対応も積極的に取り入れている。
泊まった部屋: 2002年8月 竹の館 2階 1泊2食2名利用の1名 17,000円(税別)
同年12月 梅の館 1階 1泊2食2名利用の1名 20,000円(税別)
撮影時期: 2002年8月&12月
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詳細情報 | Details
zoom 写真をクリックすると拡大写真が見られます。

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夏に訪れた時の入り口。12月には違うのれんがかかっていた。入り口の両側に、 それぞれ10室前後の2階建て客室3棟が並んでいる。松竹梅の名が付けられているが、 料金は梅竹松の順。宿のご主人のユーモアか。
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チェックインは13時からと早め。案内された部屋にはすでに布団が敷いてある。 これはありがたい。一休みしたら早速一風呂あびて、昼寝をどうぞと言われているようだ。 部屋にはトイレと洗面スペースはあるが、浴室はついていない。ここも客が望まない限り、 極力部屋には入らない「放っておいてくれる」宿。
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8月に泊まった部屋は、竹の館の和洋室というカテゴリー。10畳くらいの カーペット敷きのダイニング兼リビングスペース。テーブルの横には、ごく普通の家にあるような 食器棚があり、お茶の道具などが入っていた。食器棚の隣にあるのは、大きなタオル掛け。 壁には現代アートの額が飾られている。
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大きな窓からは庭が一望できる。よく整えられた庭園のあちらこちらに 現代アートを配して、独特のたたずまい。ギャラリーもあり、陶芸などの個展も開催している。
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左側の大屋根の下が、大浴場「太陽風呂」。男湯と女湯に分かれているが、 間の庭にある露天風呂は共用。時間を区切って交代制になっている。お湯はさらっとしていた。
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夕食の膳は一度に出されるが、汁物はポットに入れてあるので温かくいただける。 年配客が多いせいか量は少なめ。胡麻、大豆、昆布を使った一品、胡豆昆(ごずこん)をはじめ、 地の食材を生かした素朴な料理。かなり高価なワインも揃えているが、飲みながら食事を楽しむなら、 別料金のアラカルトを取らないと少々物足らない。
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軽めの朝食だが、いかにも体に良さそうな食材を出してくるのは、夕食と同じ。
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12月に泊まった梅の館は、和室タイプといわれたが、ご覧のように、 椅子と一段高くなった寝室の端に座椅子を置いて、腰掛けてあたれる炬燵が用意されていた。 部屋の広さは竹よりやや狭いが、居心地は悪くない。貸し出しのラジカセで、ライブラリーに あったグレン・グールドのバッハを聞きながら、雪見としゃれこんだ。
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寝室には、例によってチェックイン時から布団が敷いてある。 8月にはまった低温サウナ「アタラクシア」でひと汗流した後、ぐっすり昼寝をするという 同じパターンを繰り返して、すっかりリラックス。
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<泊まってみて>
この宿を気に入った一番の理由が、「黄土休憩室アタラクシア」という低温サウナです。40度前後の 室内は薄明かりで、専用のローブを着て床にゴロン。うとうとしていると、そのうち汗がじんわりと 出てきます。普通のサウナだと5分も耐えられないのですが、ここでは40分から1時間近く横になっていられます。 こうしていると内臓から暖まるらしく、ほんとうにとろけてしまう感覚です。一度に出てきてしまう食事のサービスも、 個人的にイヤではありません。確かに懐石料理とかフレンチとかでしたら、一度に出てこられては困りますが・・。 1品ずつ出してほしいと思われる方にはおすすめしません。ここは、やはり湯治宿ですから。 なお、季節によってカメムシが出てくるらしいのですが、宿の案内に「つぶさないで逃がしてね」という かわいい断り書きがありました。古い建物にはどうしても付き物だそうです。
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編集後記 | From editors
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11月22日日経新聞プラス1の何でもランキング「年末年始 専門家のお薦めホテル」をご覧になりましたか。 東西それぞれの1位がパークハイアット東京とザ・リッツ・カールトン大阪でした。さて、来週は、 蔵の中に和モダンの空間が広がり、名前が「問屋」というホテルをご紹介します。北国から本格的な雪の便りが 聞かれるようになりました。スキーリゾートに出かけるご予定はありますか。
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