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ホテル・アーカイブズ通信 - http://www.hotel-archives.org
HOTEL ARCHIVES
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ごあいさつ
このメールマガジンは、実際に泊まったホテル・リゾート・旅館を、泊まった人の視点でご紹介する目的で 発行しております。 国内、海外をアットランダムに取り上げていきますが、将来きちんと整理してデータベースにしていこうと思っております。

今週は、北陸の古都・金沢にあるホテル日航金沢をご紹介します。駅前という便利なロケーションのうえ、城下町でひときわ目立つ高層ビルの17階から28階まで配した客室からの眺望は抜群。 パブリックスペースのインテリアもユニークなホテルをたけおさんが案内してくれます。
「ホテル・アーカイブズ通信」 発行人
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TODAY'S HOTEL Volume.43
Released at 6 Apr. 2004
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ホテル日航金沢
基本情報 | basic info about hotel
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名称:
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ホテル日航金沢
所在地: 石川県金沢市本町2-15-1
TEL: 076-234-1111
FAX: 076-234-8802
室数: 260室
主な施設: レストラン5、ラウンジ、バー
URL: http://www.hnkanazawa.co.jp/
プロフィール: 1994年開業。ホテルを含む建築全体がこの年の商環境デザイン賞を受賞。 金沢駅前という絶好のロケーションは、ビジネスにも観光にも便利。開業10周年の今年は各種プランが企画されている。
泊まった部屋: スタンダードツイン 正規室料:1室1泊26,000円(税サ別)
撮影時期: 2004年2月
投稿者: たけお
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詳細情報 | Details
zoom 写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。
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ホテルの外観。建物全体は、ポルテ金沢という30階建ての複合商業施設で、金沢で一番の高層建築。 金沢駅前にあり、遠くからでもよく見えるランドマーク的存在である。このビルの17階から28階までが客室、29階と30階にはレストランとラウンジ、バーなどがあり、遠くの山並みが一望できる。
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1階にあるホテルのエントランスには、なぜかオリエント風の彫像が置かれている。パブリックスペースはスモーキーピンクを基調としたカラーコーディネイト。 JALホテルズのHPによると、「優雅な雰囲気のヨーロピアンテイストのホテルです」とあるが、彫像を見ても色調を見ても、私には砂漠を意識しているように感じられた。
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ロビー奥からエントランス方向を撮ったもの。吹き抜けのかなり大きな空間に、オアシスをイメージした(?)池と2階のレストランに行ける螺旋階段を配している。
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ロビーの隣には、ロビーラウンジがあり、昼間は喫茶、夜はアルコール類を供している。 写真はその入り口付近のパブリックスペース。ここも含め、1階のあちこちにソファが置かれており、ゲストが気軽に憩える雰囲気づくりがされていると感じた。
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泊まった部屋は22階のツインルームで、30平米強ある広さは十分。大きめの窓とカーペットの色がスモーキーピンクのせいか、全体的に明るい印象を与える。 派手さはないが、暖かみがあり、居心地はよかった。
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家具調度類はシンプルながら、全体的に品の良いインテリア。 夜、照明を全部点灯すると読書や仕事をするのに十分な明るさになり、欧米のホテルを踏襲した室内が暗いホテルも多い中、好感が持てた。

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シッティングスペースのソファがベッドと窓との間に押し込んだかのように置かれていて、窓側のベッドに圧迫感を感じさせる。 確認しなかったが、トリプル利用の時にはベッドになるのかも。
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バスルームの入り口に置かれた、今や定番の脱衣かご。タオルが敷かれていた。旅先での健康管理推進(?)の体重計も。 ちなみにバスルームはいわゆるユニットバスタイプで、特筆すべき印象はないが、給湯のスピードは申し分なかった。
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部屋の窓から見た南東方向の眺め。ちょうど金沢駅を背にして、手前に香林坊、その向こうの豊かな緑が兼六園。 遠くに卯辰山、奥卯辰山が見渡せる。2月にもかかわらず、残念ながら市内に雪はなく、山だけが雪化粧していた。
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2階にあるブラッスリー「ザ・ガーデンハウス」だけは、名前の通りグリーンを基調とした空間になっている。 写真は窓際に置かれた作り物のズッキーニだが、観葉植物や生花が数多く並べられていて、朝食をとるのにはぴったりの雰囲気を整えている。 朝食はここと6階の和食堂で1日ずつ取ってみたが、味はごく普通。印象に残るものがないが、水準には達していると思った。
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パブリックスペースのトイレの入り口にあった置き物。エントランスの彫像に限らず、こうしたオリエント風のアイテムが館内いたるところにある。 およそ「金沢的」でない調度品だが、これだけ徹底していると結構楽しめる。ホテル全体として、インテリアの水準はかなり高いように感じられた。
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<泊まってみて>
背広のボタンが取れかけているのに気づき、フロントに相談したところ、「ランドリーのスタッフはもう帰ってしまいましたので、素人の手仕事になりますが、それでよろしかったら明朝までに付けておきます。」との答え。 シティホテルなら当たり前なのかもしれませんが、お願いしたのが夜の10時過ぎ。そして、翌朝7時過ぎには部屋のメッセージボタンで知らせてくれたので、電話したらスタッフがすぐに部屋まで届けてくれました。 しかも無料。これはなかなかのサービスです。泊まった時に何らかのトラブルがあって、それが気持ちよく解決できると、好印象を持つのが通常であることを承知の上で、日航金沢のスタッフの対応は全体的に見ても非常に丁寧かつ的確であったと申し上げます。 ソフト、ハードともに日航ホテルズの中でもかなり上位の存在だと言っていいホテルだと思います。
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編集後記 | From editors
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年度が改まり、新しい世界に入られた方もいらっしゃることと思います。入学、就職、転勤・・。4月という月はフレッシュな雰囲気があちこちに感じられますね。 ちょうど春も本番になって、桜に限らず、いろいろな花が咲き始めたり、新緑が芽吹いたりすることも、そんな気分に拍車をかけるもかもしれません。 さて、来週から3週続けてニューヨークのホテルをご紹介します。個性豊かなホテルが多すぎて、選択に困るニューヨークですが、実際に泊まったホテルは、3つの異なるチェーンに属し、ハードにもそれぞれの特色が色濃く出ていました。ぜひお楽しみに。
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