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ホテル・アーカイブズ通信 - http://www.hotel-archives.org
HOTEL ARCHIVES
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ごあいさつ
このメールマガジンは、実際に泊まったホテル・リゾート・旅館を、泊まった人の視点でご紹介する目的で 発行しております。 国内、海外をアットランダムに取り上げていきますが、将来きちんと整理してデータベースにしていこうと思っております。

ニューヨークのホテルシリーズ第2弾は、フォーシーズンズホテル・ニューヨークです。 世界的に有名な建築家の設計によるこのホテルは、世界中のエグゼクティブやVIPの評価も高く、ザガットではずっとニューヨークナンバーワンの1軒としての地位を保っています。 今やラグジュアリーホテルチェーンの確固たるブランドを確立したフォーシーズンズホテルズの中でも、注目度の高いニューヨーク。 どんなところが人気のわけなのかを知りたくて泊まってみました。
「ホテル・アーカイブズ通信」 発行人
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TODAY'S HOTEL Volume.45
Released at 20 Apr. 2004
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Four Seasons Hotel New York
基本情報 | basic info about hotel
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名称:
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フォーシーズンズホテル ニューヨーク (ニューヨーク/アメリカ)
所在地: 57 E 57th St.,10022 New York NY USA
TEL: +1-212-758-5700
FAX: +1-212-758-5711
室数: 364室
主な施設: レストラン、バー、スパ、フィットネスジム
URL: http://www.fourseasons.com/newyorkfs/index.html
プロフィール: 1993年にオープン。パリのルーブル美術館にあるガラスのピラミッドを設計するなど世界的な建築家I.M.ペイ氏設計のホテルとして話題になったホテル。 高いレートながら、一番狭い部屋でも47平米ある部屋の広さは、マンハッタンでは特筆もの。 同じニューヨークで、ザ・ピエールもフォーシーズンズが運営している。
泊まった部屋: デラックスルーム Sunday Indulgence at FS New Yorkというパッケージを利用。2名1室1泊545米ドル(サンデー・ブランチ、3時までのレイトチェックアウト付き)。他に税76米ドル。
撮影時期: 2004年3月
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詳細情報 | Details
zoom 写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。
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フォーシーズンズホテル・ニューヨークは、有名ブランドショップが軒を連ねる57丁目のマディソンアヴェニューとパークアヴェニューの間に位置している。 堂々とした印象を持たせる左右対称のファサード。
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エントランスは全面ガラス張りで外光を取り入れているが、ゆうに3階分はありそうな吹き抜けになっているロビーは全体にやや暗い。 そのうえ、大理石の幾何学模様が美しい床と何本もの柱が並ぶさまは、どこか荘厳な雰囲気があって、神殿や教会の中に紛れ込んだような気にさせる。 これは、正面入り口の左手にある、宿泊者専用ラウンジ側から撮ったもの。
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泊まった部屋は、21階のデラックスキング。ドアを開けると短い廊下があり、ミニバーのスペースが目に入る。 ミニバーのすぐ先にはウォークイン・クローゼットがあり、ちょうどミニバーの裏側あたりに、バスルームが位置している。 全体に落ち着いたカラースキームで、どちらかというと、日常の延長線上という感じ。
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建物の南西の角に位置し、56平米ある部屋は、2面ある窓や家具類の間隔が広いせいか、より広く感じた。 南側は57丁目側で、通りの反対側の建物がそれほど高くないので、眺望が開けていた。 しかし、西側の窓は隣のビルに近接しており、オフィスらしい部屋が目の前。土曜日宿泊だったので、無人だったが・・。
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キングサイズのベッドがちっとも大きく見えないほど広い室内。家具類も特にデコラティブでなく、まったく日常的な印象。 オープンした90年代前半は、ようやくデザイン・ホテルズの萌芽が見られた時期で、 ニューヨークの代表的なラグジュアリーホテルはヨーロッパ的なインテリアがほとんどだったので、こうした「Home away home」的なインテリアが却って心地よかったのかもしれない。
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ワーキングデスクは大きい上、椅子が向かい合わせに2脚用意されている。一時代前に活躍したインルームファックスは、今ではネットやメールの補完的に使われそう。 ちなみにネットのLAN接続は有料で24時間10米ドル。左側は大型のTVが収納されたアーモア。最近建てられたホテルではフラットTVになるところ。
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ウォークイン・クローゼットは、引き出しの数も多く、収納スペースがたっぷりしており、長期滞在を想定していることが伺われる。 バゲージ・スペースもトランクを2つ並べることが可能。突き当たりは全面鏡になっている。この右側に観音開きの扉を開けて入るバスルームがある。
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全面大理石張りのバスルームは10平米はあろうかという広さだが、シンクはシングル。 ちょうど影になっていて見えないが、小さなTVが手前に置いてあり、バスタブにつかりながら見ることができる。 バスローブがかかっている右側にトイレがある。バスアメニティはブルガリ。お茶の香りをメインにしたもので、さわやかな残り香が特長。
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バスルームの奥からバスタブを写したもの。手前にシャワーブースのガラスの一部が見える。 レセプションで「60秒で一杯になる」と言われたのにはびっくりしたが、給湯のスピードはまさにその通り。 バスタブ手前にお湯と水の調節ハンドルが設置されているのが面白い。ただ、大理石で囲んだバスタブのへりが厚すぎて、またぐ時に足を滑らせやしないかとヒヤヒヤものだった。
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21階にある部屋の南側の窓から57丁目の通りを見下ろすと、左下と真下にテラス付きデラックスルームのテラス部分が見える。 最初の写真から判るように、このホテルは大小さまざまの四面体を積み重ねたような外観をしており、5階から19階まであるこのタイプの部屋のテラスが、ちょうどそれぞれの四面体の上の面になっている。
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西側の窓からやや右に視線を移動させると、巨大なGMビルの両側にほんの少しセントラルパークが見える。 GMビルの左側に見えるお城のような建物が、有名なプラザホテル。
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<泊まってみて>
旅行の日程を立てる際、最初に決めたのがこのフォーシーズンズホテルでした。理由は、ホテルのHPで見つけたプランが、このホテルにしてはとってもリーズナブルに思えたから。 デラックスルームに泊まって、オーダーすれば47米ドルのサンデー・ブランチ2人分と午後3時までのレイトチェックアウトが可能。 このように欧米の大都市のホテルは、ビジネス需要に事欠かない平日よりも週末の方がお得ということがよくあります。 季節的にも観光シーズンでなかったのでより一層安かったのかもしれません。さて、人気のわけを探り当てたかというと・・、残念ながら特にこれだ!というものはわかりませんでした。 おそらくビジネス目的で滞在すると、このホテルの持つパワーが発揮されるのでしょう。 チェックイン時のドアマン、ベルアテンダント、レセプションの連携プレーは流れるようで、すばらしいチームワークが確立されているのだろうと推察されましたから。 なお、このホテルについてはまだまだご紹介したい情報がありますので、後日Annexでお伝えする予定です。
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編集後記 | From editors
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イラクでの日本人連続拘束事件も無事解放とのことで、ほんとうによかったと思います。 地球という1つの星の上で、人種も宗教も言葉も習慣もちがう人々が共に暮らすという現実と、どうかかわり、どう折り合っていくのかということを改めて問われた10日間ではなかったでしょうか。 さて、来週はセントラルパークのすぐそばにオープンしたばかりのホテルをご紹介します。 いよいよGWが目の前に迫って来ました。泊まる旅行ができなくても、日常とはちがう場に身を置いてみるのはいい気分転換になりますね。
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