ホテルニチマ倶楽部は、1968年に建てられた麻製品工場を海外移転した跡地の再開発事業の一環として、1990年オープンしました。
ゆかりのある建物を残したいというオーナーの希望で、工場の女子寮の建物を活かしたホテルが誕生したのです。
2棟の女子寮の間にあった中庭に巨大な三角屋根をかぶせて天井の高い巨大なアトリウムに、両側の旧女子寮を客室棟に、というユニークな発想。アトリウムを見下ろす回廊沿いに客室を配し、外の眺めの平凡さを補って余りある内側の眺めを創造しました。
さらに、ここは館内にさまざまなアートが飾られ、アートをテーマにした部屋もある「アートホテル」。特に「かまくらのある部屋」は、次回はぜひ泊まってみたいと思わせる魅力的なインテリアでした。
北陸自動車道・砺波ICから車で5分の距離なので、それぞれ車で、金沢へ20分、立山・黒部方面へ1時間、世界遺産五箇山へ1時間という便利な立地。周辺観光の拠点として覚えておく価値のあるホテルだと思います。 |
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