Today's hotel |今日のホテル Volume.63
Released at 07 Sep. 2004

PLATEAU 〜プラトー(グランドハイアット香港)
究極のシティ・スパ・リゾート誕生か・・
グランドハイアット香港にホテルの中のホテル「プラトー」がオープンしたと聞いて、さっそく泊まってみました。ここ数年、ホテルがスパ施設を充実させる傾向はありましたが、専用の宿泊施設も併設したシティホテルのスパは初めてではないでしょうか。
グランドハイアット香港は、556室の客室、8ヶ所のレストランやバー、多数のバンケットルームを擁する、文字通りのグランドホテル。従来プールのあったフロアに23室の客室を新設し、心と体を癒し、リフレッシュすることを目的に滞在するシティ・スパ・リゾートを創造したのです。
注目すべきは客室。フローリングの床に靴を脱いであがる、ベッドでなく布団という、日本人には馴染み深いライフスタイルが世界的には新鮮だったのでしょう。洗い場式のバスルームに次いで、ここまで来たかという感じです。
客室で受けるトリートメントは快適でしたが、掛け布団の上にシーツを敷いての施術には、少々抵抗感がありました。他のトリートメントは予約が一杯で受けられませんでした。早めの予約をおすすめします。
また、専任のスタッフが常駐し、フレンドリーかつきちんとしたサービスで、とても心地よい滞在でした。
プラトー
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基本情報
名称: プラトー (グランドハイアット香港)
所在地: 1 Harbour Road, Hong Kong
TEL: +852 2588 1234
FAX: +852 2802 0677
室数: 23室
主な施設: レストラン ラウンジ フィットネスジム 専用プール
URL: http://www.plateau.com.hk/index.html
プロフィール: 1989年オープンしたグランドハイアット香港のプールのあった11階(日本式では12階)を利用して、新しいシティ・スパリゾートとして、2004年7月に完成。インテリアは、ジョン・モーフォードが担当した。 20種類以上のトリートメントメニューがある。客室にはベッドでなく、フローリングに布団を敷いたスタイルは画期的。
泊まった部屋: テラス付きプラトールーム オープニング・プラン利用 
1泊朝食ショート・トリートメント付き 2,900香港ドル(税サ別) 
撮影時期: 2004年7月
投稿者: かすみ

詳細情報

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エレベーターを降りた瞬間・・

11階でエレベーターを降りると、そこはもうプラトーの世界が広がっていました。スタッフに案内されて客室へ。チェックインは客室でします。
客室のドアを開けると小さな玄関室があり、さらに左側にある引き戸を開けて室内に入りました。 靴を脱いでリビングに上がるなんて、ここはどこかのデザイナーズ旅館か・・と。ベージュを基調としたインテリアは重すぎず、私にはしっくりくる感じでした。
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心地よさは、まず荷物を隠して

客室の奥からシースルーのバスルームを見たところです。写真の左側奥に玄関室に通じる引き戸があります。正面は観音開きのバゲージスペース。スーツケース1つは余裕で広げられるうえ、完全に隠してしまえるのが何よりうれしかったです。
バスローブの他に、サイズも選べるスエットの上下があり、重宝しました。
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鏡に囲まれた室内

バスルームと反対側の壁は、一部写真がディスプレイされている他は、全面鏡張りになっています。
パウダースペースと洗面用のシンクが横に並んでおり、使い勝手は○。その一方、バスアメニティはハイアットオリジナルのもので 歯ブラシもありましたが、バスソルト、バスジェルがないうえ、タオル類も質は良いのですが、数が少なかったのは残念でした。
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独特の美学・・写真とオブジェ

客室の広さは30平米を少し超えるほどで、たてに細長い形をしています。家具調度類は、部屋の両側の壁に沿ってまとめられています。広さや使い勝手から、2人で滞在するにはやや狭いかと思いました。
ディスプレイされている写真は、パークハイアット東京と同じ写真家の作品だそうです。また、魚や蛙、鳥といった焼き物のオブジェは香港の女性アーティストの作品とのこと。
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金魚鉢状態のバスタブ?

バスルームは、ガラス戸を開けたところがシャワースペース、隣に30センチ高の石の仕切りを越えたところ全体がバスタブというユニークな構造でした。 わかりにくいと思いますが、手前の灰色の部分が石の仕切りで、奥の黒い部分が石づくりの床の一部が丸く掘られたサンクン・バスです。
たっぷりお湯をためると左側のガラス部分にまで水面が上がりますので、外から見たら金魚鉢のように見えるのでは。
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客室のテラスからの眺め

狭いながらも、香港島の中環(セントラル)と九龍側が両方見える、すばらしい眺めが楽しめるテラス。朝食をここでいただけるとよかったのですが、あいにく台風の影響でかないませんでした。
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ターンダウン後のベッドまわり

照明が落とされ、落ち着いた感じになります。カーテンがわりの引き戸も閉じられていました。注目の布団の正体はマットレスで、到着した時から白いカバーくるまれたダウンの上掛けが端を折り込まれた形で、ベッドならぬ布団メイクされていました。硬めのマットは好きなタイプで爆睡できました。
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欧米の伝統的な就眠儀式?

ナイト・アメニティはクッキーとミルク。欧米の小説や映画などに出てくる、子供たちがベッドに入る前にクッキーとミルクを摂る習慣を思い出しました。残念ながら牛乳の飲めない私にはうれしくなかったのですが・・。
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目の前に広げられた宝石箱

百万ドルの夜景といわれる香港島側の眺め。ヴィクトリア・ハーバー越しよりも近いので、迫力がありました。何も考えずにボーっとできる瞬間。ずいぶん長い間、飽きずに眺めていました。
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海岸際に立つ摩天楼

翌朝は台風の影響でご覧の通り、天気がよくありませんでした。隣室のテラスとの境には、鳥のオブジェが、あたかも羽根を休めているように置かれています。
ただし、テラスから少し体をのりだすと、隣室のテラスが丸見えですので、ご注意。
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ボリュームたっぷりな朝食

ルームサービスのコンチネンタル・ブレックファストは、けっこうボリュームがありました。どれも美味しかったのですが、特にカッテージチーズと絞りたてのオレンジジュースが美味でした。
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滝のあるプール

プラトーの真ん中にある温水プールは、豊富な植栽に囲まれ、リゾート気分を一層高めています。見ただけですが、泳いでいる人も少なく、プールサイドは静かで落ち着いた雰囲気でした。
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From Editor | 編集後記
9月に入り、朝夕だいぶ過ごしやすくなりました。さて、夏がまだ終わりきらないのに、早や年末の話題を提供します。 ご存知パークハイアット東京が、開業10周年のフィナーレを飾る全館貸切パーティを計画しています。12月4日(土)全館に7つのシアターを設け、さまざまなエンターテインメントを繰り広げるとのこと。 世界的なテナー歌手ホセ・カレーラスをはじめ、幅広いジャンルのアーティストが出演する豪華なパーティ。明日9月8日(水)10時から予約受付、問い合わせが開始されます。詳しくは、http://www.parkhyatttokyo.com/をご覧ください。

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