昨年春にオープンしたばかりのグランドハイアット東京は、ショッピングモールに隣接していながら、エントランスロビーはとても静かで、入った瞬間から「クール」な印象を受けました。この印象は、滞在している間ずっと変わらず、心のすみに残りました。
客室はコンテンポラリーなインテリアデザインで、何もかもすっきりしています。ホテルの客室にありがちな、広告やディレクトリがライティングデスクの上に置かれていることもなく、バスアメニティは引き出しの中に、歯ブラシやバスキャップなどがそれぞれすっぽり収まるケースまで装備しています。そこまでやるかというほど徹底した「すっきり感」が、個人的には「クール」な印象になったのではないかと思いました。
ベッドルームとバスルームとが連続しているオープン・バスルームというコンセプトは、部屋をより広く感じさせ、十分効果があると思います。深めのバスタブ、あっという間のスピード給湯、シャワーブース兼用の洗い場付きといった、最新のバスルームファシリティは特筆ものです。
これから続々オープンする予定の、外資系ラグジュアリーホテルのバスルームがどんなコンセプトになるか、今から楽しみですね。 |
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