Hotel Achives 通信
Today's hotel |今日のホテル Volume.74
Released at 30 Nov. 2004

グランドハイアット東京
機能的なオープン・バスルーム
昨年春にオープンしたばかりのグランドハイアット東京は、ショッピングモールに隣接していながら、エントランスロビーはとても静かで、入った瞬間から「クール」な印象を受けました。この印象は、滞在している間ずっと変わらず、心のすみに残りました。
客室はコンテンポラリーなインテリアデザインで、何もかもすっきりしています。ホテルの客室にありがちな、広告やディレクトリがライティングデスクの上に置かれていることもなく、バスアメニティは引き出しの中に、歯ブラシやバスキャップなどがそれぞれすっぽり収まるケースまで装備しています。そこまでやるかというほど徹底した「すっきり感」が、個人的には「クール」な印象になったのではないかと思いました。
ベッドルームとバスルームとが連続しているオープン・バスルームというコンセプトは、部屋をより広く感じさせ、十分効果があると思います。深めのバスタブ、あっという間のスピード給湯、シャワーブース兼用の洗い場付きといった、最新のバスルームファシリティは特筆ものです。
これから続々オープンする予定の、外資系ラグジュアリーホテルのバスルームがどんなコンセプトになるか、今から楽しみですね。
グランドハイアット東京
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基本情報
名称: グランドハイアット東京
所在地: 東京都港区六本木6-10-3
TEL: 03-433-1234
FAX: 03-433-8123
室数: 389室(うち28室スイート)
主な施設: レストラン・バー10 スパ フィットネスジム
URL: http://www.grandhyatttokyo.com/
プロフィール: 2003年六本木ヒルズの一角にオープンした、日本で2軒目のグランドハイアット。いちばん狭い部屋でも42平米の広さと最新の室内ファシリティがポイント高し。ショッピングモールやシネマコンプレックスに隣接しているので、いろいろな楽しみ方ができる便利なホテル。
泊まった部屋: グランドルーム 一休.com のプラン利用 2名1泊室料 45,045円(税サ込み)
撮影時期: 2004年10月

詳細情報

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ホテルの外観
グランドハイアット東京は、地下鉄六本木駅から直結している六本木ヒルズの入り口からは少々歩くところにある。ウェストモール入り口先にあるエスカレーターを降り、駐車場側のエントランスから入る。正面エントランスから入りたい場合には、いったん外に出ないといけない不便さがある。
写真の手前にある四角いビルがホテル、後方にそびえるのが森タワー。
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クールなロビー
これはバンケットロビー。かなり広いせいか、どちらかというとクールな印象。シッティングスペースは道路に面した大きなガラス窓沿いと奥まった一角にあるだけで、あまり数は多くない。宿泊用のレセプション周辺も座るスペースはあまりない。
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コンテンポラリーなインテリア
泊まったグランドルームは、このホテルで一番狭い部屋だが、42平米あるうえ、天井が高いので、それほど狭いという印象はなかった。
ドアのすぐそばにカードキーをセットすると通電するシステム。板張りの部分の左側にお茶のセット、ミニバーがある。ティーバッグ、インスタントコーヒーは無料。茶器もモダンなデザインでインテリアにマッチしている。ターンダウン時にはアイスバスケットに氷を入れておいてくれた。
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肌触りのよいリネン類
ベッドは幅広でやや固めのマットにダウンの上掛け。リネン類はイタリアのフレッテ社製で肌触りがとてもよい。ベッドサイドには、電動カーテンや照明を操作するパネルがある。頭上にはとても明るいダウンライト、さらに読書灯までついている。ここも福岡同様、照明に気を配ったコンセプトと見た。
窓際にはオットマン付きのソファ。窓からはマンションの一部が見えるが、それほど気にならなかった。
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最新のITファシリティ
ライティングデスクはトップも広く、場所柄か、ビジネス対応が行き届いている。フラットTVの下には引き出しに内蔵されたセイフティボックスがあり、ノートPCもしまうことができ、かつ充電も可能。無料でLAN接続できるジャックは机の奥に目立たないように格納してあり、LANケーブルまで用意してあった。
さらに、 CD&DVDプレイヤー完備でソフトの無料貸し出しあり。
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オープン・バスルーム
客室の奥から入り口とバスルーム方向を見る。ご覧の通り、バスルームはトイレも含めて、全部見えるようになっている。入り口付近のダークなカラースキームと、とても明るいバスルームが対照的。
右側のドアがクローゼット。中にはバスローブと浴衣、使い捨てのスリッパが用意されている。バスローブは丈が長めで重さもほどよく、柔らかい肌触り。スリッパはタオル地でなく、浴衣地を使っている。引き出しが2段あり、デスクの引き出しと合わせれば、長めの滞在でも十分か。
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引き戸で仕切るバスルーム
バスルームを使う時は、間にある引き戸で仕切ることができる(写真では少し引き出してある)ので、友人どうしで泊まっても安心。使わない時は、開けていた方が広々して、個人的には居心地がよかった。
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満足感いっぱいの浴室
洗面スペースと浴室。洗面台もすっきりしたデザイン。シンクが手前に出っ張っているめずらしい形だが、少々高さがあり、顔を洗うとひじまで濡れてしまうのが難点だった。小型のフラットTVがあり、ライティングデスクと同じプログラムを見ることができる。バスアメニティも引き出しに入れられ、トップが広く感じられる。タオル類の肌触りもかなり良い。
浴室は、レインフォレストシャワーとハンドシャワーを備えた洗い場付きの日本式。バスタブは福岡よりもさらに深く、給湯もあっという間にバスタブ一杯になるなど、満足感は大きい。天井から降り注ぐシャワーは頭頂部を刺激してくれて、一層リラックス感が増す。
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バスタイムの友
洗面スペース上のTVは向きを変えて、浴室から見ることもできる。
シャワーは右側のノブで温度設定し、左側2つのノブで開栓する。
バスアメニティはハーブ主体のPROVINSCIAで、香りもほのか。
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隠し扉を発見!
トイレは個室ながらも、チェックインして部屋に入った時は左の状態。使用する時は、バスルーム全体を仕切る引き戸を使うのかと思っていたら、クローゼットの側面に隠されているドアを発見。これを閉めて(右の状態)使うという面白い仕掛け。
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キッチンも見せるための舞台
朝食は、2階のフレンチ・キッチンでいただいた。キャットウォークに導かれるまま奥に進むと、豊富なメニューが並ぶビュッフェ台が目に入る。さらにその奥は、文字通りのオープン・キッチン。たいていのオープンキッチンは、客席との間にカウンター程度はあるのに、ここには一切ない。調理をしているコックさんたちの足元まで丸見え。
今回は アラカルトを選択したが、ビュッフェが美味しそうに見えたので、次回はぜひ。
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モール空間を共有するレストラン階
ホテルの6階には和食やステーキハウス、中華のレストランなどがあり、ちょうど六本木ヒルズのウェストモールのガラス張りの天井の下で、セミオープン気分が味わえる。
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From Editor | 編集後記
先週は、編集のミスにより、たいへんお見苦しいメールマガジンを発行してしまい、とても恥ずかしく思っております。読者の皆様にはお手数をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。今後こういうことがないように、校正には万全を尽くしたいと思っております。
さて、今週お届けしたグランドハイアット東京は、サイトのアネックスで神宮前瞬さんのつぶやきコラムにも登場しますので、併せてお読みいただくと一層臨場感が増すと思います。

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