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Volume.81
Released at 03 Feb. 2005 |
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Island Shangri-La,Hong Kong
摩天楼に囲まれた別天地(シャングリラ) |
ここは、香港島の高層ビルの7階にある空中庭園です。下から見上げる摩天楼の眺めがこれほどまでに素晴らしいプールはなかなかありません。
青空が広がれば光り輝くビル群は、日が翳り、あるいは傾けば影の中に身を潜め、山の稜線も時々刻々その色を変えていきます。超近代的なビル群なのに、右側の建物には100メートルを超える高さにまで竹の足場が組まれているのが、いかにも香港的。訪れたのはかなり寒い12月でしたが、もう少し温かい時期だったら、デッキチェアに寝そべって、本を片手に自然と人工のスカイラインを楽しむのに絶好の空間だと思います。
このプールがあるアイランド・シャングリラは、山の中腹にある56階建ての建物で、39階から上に位置する客室は摩天楼を見下ろす高さに位置しています。ハーバービュールームからは、高層ビルにほとんど邪魔されず、九龍との間の海峡やチムシャツイを見渡すことができました。
客室の広さや設備も十分満足できるものですし、食事も良く、さらに、ショッピングモールとつながっていながら、すぐ傍に緑豊かな香港公園があるという立地も魅力的です。街を楽しむ旅に求められる要素をかなり良い点数でクリアーしているホテルとして、推薦できる存在だと思います。 |
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名称: |
アイランド・シャングリラ香港 (港島香格里拉酒店) |
所在地: |
Pacific Place,Supreme Court Road,Central,Hong
Kong |
TEL: |
+852-2877-3838 |
FAX: |
+852-2521-8742 |
室数: |
565室 |
主な施設: |
レストラン バー ライブラリー プール |
URL: |
http://www.shangri-la.com/hongkong/island/en/index.aspx |
プロフィール: |
1991年開業。2004年から05年にかけて、リニューアル工事を実施。05年3月には完了予定。 |
泊まった部屋: |
デラックス・ハーバービュー 1泊室料(空港送迎、朝食付き)HK$3,900(税サ別) |
撮影時期: |
2004年12月 |
投稿者: |
ピクシー |
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鋭角に空を切り取るホテルの外観
超大型ヨットの帆のように見えるアイランド・シャングリラは、香港島の繁華街、中環(Central)の一角にあり、香港有数のショッピングモールであるパシフィック・プレイスと直結し、地下鉄の金鐘(Admiralty)駅までその中を歩いて6、7分という交通も買い物も便利なホテルである。
そのうえ、公園に隣接し、ビクトリアピークに上るケーブルカーの駅にも徒歩10分ほどで行けるという、遊びの拠点としてもすばらしいロケーション。 |
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クリスマス・シーズンのエントランス
ドアマンが大きなガラス扉を開けて待つエントランスを入ると、巨大なクリスマスツリーが目に飛び込んできた。美しいシャンデリアと相まって、いかにも高級ホテルのエントランスらしい、この時期ならではのシーン。ちなみに、文化や宗教に関係なく、クリスマスも、ニューイヤーズイブも、新年も、そして旧正月も、全部祝ってしまうのが香港であり、そのエネルギーこそがこの街の魅力なのだが、ホテルの飾りつけはきっと大変だろう。 |
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天井の高いロビーの色調の妙
ロビー奥からエントランス方向を見る。ベージュと白を基調とした壁と床、高い天井、明るい照明が、非常に開放的な空間を作り出している。その一方、階段に敷かれた紺色のじゅうたんや、手すりのこげ茶色などで引き締め、全体として落着きを感じさせる。
ロビーは西洋風で、少なくともここに中国を感じさせるものはない。写真左手がロビーラウンジになっており、フロントはクリスマスツリーの右奥に隠れている。 |
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十分な広さのデラックス・ハーバービュー
宿泊した部屋は、48階のデラックス・ハーバービュールームで、44平米の広さ。キングサイズのベッドは、硬めの寝心地で、シーツの肌触りがとてもなめらかで心地よかった。
大きな窓から眺めるハーバービューが実にみごとで、朝、昼、夜と表情を変える眺めに見とれるしかない。窓辺のくつろぎスペースで過ごす時間が多くなる部屋である。 |
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まさに「絶景」、海峡の眺め
部屋からは、右手にコンラッド香港、正面にJWマリオットの高層ホテルが見える。
左側に目を向けると、海峡をはさみ、ペニンシュラ、インターコンチネンタル、カオルーン・シャングリラ等のホテルが連なる、九龍の中心部チムシャツイが一望のもと。
昼夜を問わず、無数の船が行きかう海峡を眺めていると、海上の賑わいに関して、日本は遠く香港に及ばないと思った。 |
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天井が高く、数字よりも広く感じる客室
部屋の奥から入口方向を振り返る。左手前からデスク、中国風のアーモアに収納されたTVセット、無料のティーバッグもあるミニバー、広くて使いやすいクローゼットという配置。正面に見えるラゲージ置きは、下に引出しがついていて便利だった。
メンテナンスが行き届いているのか、インテリアに古びた所はなく、設備も電動カーテンをはじめ最新のものが目立つ。居心地の良い部屋と言ってよい。 |
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きめ細やかなビジネスユース対応
デスクは奥ゆきが十分で、パソコンを使って部屋で仕事をするにも十分な広さがある。
デスクの左下にはファクシミリが設置され、デスクトップの奥には、LAN接続用のジャックが、使用しない時はふたが閉められるように収納されている。驚いたのは、数種類の形状のコンセントまで作りつけされていたこと。おかげで日本で使うプラグをそのまま使用できた。こういう設備は初めてだった。 |
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大理石張りの広くて豪華なバスルーム
バスタブに入ってバスルームを見る。正面には壁に埋め込まれたTV(部屋のTVとは独立している)、その右側にダブルシンクの洗面台があり、奥は独立したシャワーブースになっている。
6畳ほどの広さで、大理石張りの壁面から豪華さが伝わってくる。水回り、換気、清潔度ともに合格点だった。写真には写っていないが、右手に便器とビデが仲良く並んでいる。 |
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初めて見たアイグナーのバスアメニティ
広さが十分なダブルシンクの洗面台は、重厚な感じで、照明も明るくて使いやすい。部屋全体が機能的で、使いやすくできているのは、このホテルの特長だと思う。
一方、珍しかったのがアイグナーのバスアメニティだった。正直な所「アイグナー社が、こんな事まで始めたのか」と思って驚いたが、シャンプーやリンスの香りが穏やかで、好感が持てる製品だった。 |
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世界最大の絹布に描かれた絵
41階から56階までの巨大なアトリウムの壁一面かけられた山水画。アトリウムを貫くシースルーのエレベーターに39階から乗って、41階を過ぎ、明るくなったと思ったら、目の前にこの絵がそびえていた。
ホテルのHPによると、世界最大の"Silk Painting"とのこと。あまりに大きすぎて、ごく一部しか撮影できなかった。 |
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ライブラリーからの眺め!
39階にあるライブラリーは、英国風の重厚なインテリアに静謐さが似合う空間だった。
人も少なく、本を片手に午後の時間をのんびりくつろぐのに良いと思ったが、窓際のソファーに座ったとたん、外の景色に目を奪われてしまった。
山の稜線と競うように建てられた高層のアパート群の眺めは、香港島でしか見ることの出来ない「奇観」と言ってよいだろう。部屋代がやや安い「ピークビュールーム」も良いかもしれないと感じる景色だった。 |
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部屋から見た夜景
香港で最高の夜景は、チムシャツイの中心部から香港島を見た眺めである。光の量も立体感も実にゴージャスで、香港島から見た九龍側とは比べものにならない。
今回泊まった部屋からは、まあまあの夜景を楽しめた。中央の暗い部分がチムシャツイの先端で、インターコンチネンタル・ホテルのある所。右側の派手な電飾がカオルーン・シャングリラの正月飾りである。 |
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目を見張る朝食ビュッフェの充実ぶり
ホテル内には、和洋中5つのレストランがあり、朝食は写真のCafe
Tooでビュッフェ形式でいただいた。
食材を入れた広口のガラス瓶を、壁際に並べたインテリアにも感心したが、ビュッフェの充実ぶりには感銘すら受けた。卵料理だけでなく、ワッフルやパンケーキをシェフが目の前で作るサービス、中華粥や点心など豊富な中華メニュー、コールドミート、サラダ、パン、ジュース、フルーツ等の品揃えが豊富。味も良く、満足度は大きかった。 |
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温かい麺類は大のお気に入り
その中でも良かったのが、温かい麺を小鉢で出すサービスだった。右側の巨大なお椀状の容器に、ラーメンに近い麺から、ビーフン、春雨まで4種類の麺が用意され、手前に肉と魚介類、右奥に野菜が並んでいて、注文に応じて「オリジナル麺」を作ってくれる嬉しいシステム。人工調味料を感じない、きちんとしたスープが使われていて、味の水準も非常に高い。珍しさも手伝って、豊富な選択肢の中でも一番嬉しいメニューだった。 |
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緑豊かな香港公園
過密都市香港で、徒歩2分の距離に大きな公園があるホテルは数少ない。回りを高層ビルに囲まれた「緑の島」のような独特の景色は、地元の人たちにとって結婚式の撮影ポイント。ウエディングドレス姿の花嫁やタキシードの花婿を何組も見かけた。
緑が濃く、鳥や蝶々もたくさん姿を見せる。カーディナルの仲間だろうか、何とも美しい鳥を見かけて写真を撮った。 |
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