角館、乳頭温泉、八幡平を巡り、秋田県から岩手県へと足を伸ばした「みちのく探訪」、最後は盛岡からほど近いつなぎ温泉の四季亭に泊まりました。
ここ四季亭は、料理が美味しいという評判もさることながら、数奇屋造りの外観が自分の好みに合っていたため、いつか訪れたいと思っていた宿の1軒でした。
料理自慢の宿の名に恥じない食事は、期待を裏切らない高水準の逸品ぞろいです。どの皿も丁寧に作られ、意外な素材の取り合わせもあるなど工夫が見られました。見た目の美しさも食欲をそそり、箸を置く暇もないほど美味しくいただきました。
また、館内や客室内のあちらこちらで、女性の視点で工夫されたのではないかと思われる点に気がつきました。宿全体に女性ならではのセンスが光る雰囲気があり、ほどほどの非日常感を感じさせてくれたので、居心地がよかったのかもしれません。これだけ女性を意識しているのですから、あとほんの少し洗練度を高めたら、もっといいのにと思うところもありましたが、それはこれからに期待したいと思います。
今度は、しばらく会っていない女友達と、積もる話をするために泊まりましょうか。 |
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