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Today's hotel |今日のホテル Volume.99
Released at 21 June 2005

Four Seasons Hotel Prague
美しい街並みを楽しむ絶好のホテル
5年ほど前からずっと行きたいと思っていたプラハ行きを実現した背景には、フォーシーズンズ・ホテル・プラハの存在がありました。
ヨーロッパの中ほどに位置するプラハは、中世から現代に至るまで、戦争などによる大きな破壊を免れた数少ない都市で、世界遺産にも指定されています。石畳の道の両側に軒を連ねる建物は、さまざまな時代の文化を反映した、いずれも歴史的建造物ばかり。 実際、FSもバロック、ルネッサンス、ネオ・クラシックの建築を地下でつないで1軒のホテルになっています。ホテルに1歩足を踏み入れると、FSならではの雰囲気に包まれ、初めての土地でも安心感が広がります。そう、このなじんだ感覚が好きで、このホテルを選ぶのです。
スタッフの対応は、資本主義体制に移行してまだ間もないせいか、さすがFSと思わせるところと、サービスすることに慣れていないところがありますが、一生懸命さは伝わってきました。
事前に出した部屋の備品についてのリクエストの手紙に対し、丁寧な返事が返ってくるのは、FSレベルのホテルなら当たり前かもしれませんが、やはり信頼感が生まれ、行く前から好感が持てました。
夏はほんとうに観光客があふれていますので、静かに過ごしたいのであれば、避けたほうが良いでしょう。また、1年を通して、往時の宮廷劇場などで数々の音楽イベントが開催されていますので、音楽好きの方には、おすすめのデスティネーションです。
FSプラハ
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基本情報
名称: フォーシーズンズ・ホテル・プラハ
所在地: Veleslavinova 2a/1098, Praha 1, Czech Republic 110 00
TEL: +420-221-427-000
FAX: +420-221-426-666
室数: 161室
主な施設: レストラン バー スパ フィットネスジム
URL: http://www.fourseasons.com/prague/
プロフィール: 2001年開業。プラハの代表的な観光ポイント、カレル橋のすぐそばにあり、観光に便利な立地。バロック、ルネッサンス、ネオ・クラシックの建物を改修し、1軒のホテルにしている。2002年8月に洪水の被害を受けたが、現在は完全に修復されている。
泊まった部屋: 221号室 リバー・ビュー・キング 1泊室料 395ユーロ(税別)
撮影時期: 2004年08月
投稿者: かすみ

詳細情報

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静かな佇まい
フォーシーズンズ・プラハは、カレル橋のすぐそばにありますが、周辺は橋の喧騒がうそのように静かな一角です。ホテルの看板は小さな石柱が角に立っているだけで、一目でホテルとはわからないので、用のない人が入ってこないのかもしれません。
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微笑ましいオブジェ
エントランスの右側にあるベンチに、あったオブジェです。あまりに可愛らしいので、思わず撮ってしまいました。
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いかにもFSといった室内
部屋に一歩足を踏み入れると、そこは大好きなFS仕様の造りなので、ある意味安心感があります。ドアを開けると、左側にクローゼットとミニバーがあり、正面がバスルームへのドア、右手にベッドルームという配置です。トイレもFSならではの個室です。
写真左側にあるソファはオットマン付き、右側のライティングデスクもトップが広めです。
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浴衣が用意されていたベッド
キングサイズのベッドはデュベスタイル。見どころの多い街を歩き回った体を休めるには、FS仕様のベッドが心地よい眠りを保証してくれました。パリでも用意されていた浴衣がベッドの上に置かれています。
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アーモア
ベッドの正面に置かれたアーモアの上段にはTVとCDプレーヤーが収められ、下段はたっぷり収納できる引き出しになっています。中段にはセイフティボックスがあります(アーモアの扉を開いたところ)。
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プラハで「日本の名湯」
バスルームは、バスタブと洗面台があります。シングル・シンクで、トップが広めになっています。バスタブは深めで、給湯のスピードはごく普通だったと思います。バスアメニティはロクシタンでした。
面白いことに、最初の夜、日本製の入浴剤が用意されていました。日本人ゲストへの心づかいでしょうか。
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客室からの眺め
窓の外を流れるヴルタヴァ川は、スメタナの交響詩「わが祖国」の中の1曲、モルダウのことです。窓が小さいので、座って眺めることはできませんでした。左手前に見える建物もFSの一部です。
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眺めのよいレストラン
レストランは1ヶ所だけですが、カレル橋を眺められます。ここにもみごとなフラワー・アレンジメントが飾られ、FSらしい華やかさを演出しています。
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朝食
3泊したので、朝食はいろいろ試してみました。これは、グリルしたハムです。絞りたてのオレンジジュースとパンともに平均的な水準だと思いました。別の日にワッフルをいただきましたが、外側がカリッと焼けていて、美味しいと思いました。
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遅めのランチ
遅めのランチにいただいたグラーシュはなかなかのお味で、気に入りました。ハンガリーの代表的な料理として有名ですが、チェコでもポピュラーな料理のようです。パプリカをはじめ、数種類のハーブのハーモニーを楽しめました。
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すべてが見どころ・・プラハ城
丘の上に建つプラハ城には、FSからタクシーを利用して10分ほどで行けます。帰りは下りなので、歩いて来ました。ここからは、プラハ市街が一望のもと。
また、 城内はすべてが見どころと言っても過言ではありませんので、ぜひ訪れてほしい観光スポットです。かなり混雑し、チケットを購入するにも並びますので、開場時間に合わせて行かれた方がいいと思います。
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プラハを凝縮したような旧市街広場
FSから歩いて5分の近さにある旧市街広場は、旧市庁舎にある天文時計、宗教改革者ヤン・フスの像、ゴシック建築のティン教会などがあり、ここも外せない観光スポット。写真は、旧市庁舎の上から眺めたティン教会です。
広場を囲む建物もさまざまな建築様式が混在しており、独特の雰囲気をかもし出し、ここに立つだけでもプラハの良さがわかるようです。可愛らしい土産物屋もたくさんあって、見ているだけでも楽しくなります。木製のおもちゃが印象に残りました。
中世をはじめ、さまざまな時代の建物が残る街並みはほんとうに美しく、滞在中飽きることはありませんでした。
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From Editor | 編集後記
梅雨どきの毎日、はっきりしない天気に気分も何となく下降気味。そんな時は、ふだんしないようなことに挑戦してみませんか?週末、家にいると、何かをしたという意識がないまま、日曜日の夜になってしまいがちです。 たとえば、日曜日の午後、翌日の出勤の用意を小さな旅行鞄に入れて、シティホテルに泊まりに行くというのはいかがでしょうか。CDやDVDプレーヤーで音楽三昧、映画三昧したり、ラウンジでゆっくりお茶の時間を楽しんだり・・。 翌日は少し早起きして朝風呂を浴びて、ルームサービスの朝食をバスローブ姿でいただく。ビジネスや観光目的で寝るだけのホテルとちがい、自分自身の時間をクリエイトできる場という、ホテルの使い方もあるのです。

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