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Today's hotel |今日のホテル Volume.100
Released at 28 June 2005

The Oriental, Bangkok
130年近い歴史が培ったホスピタリティ
ザ・オリエンタル・バンコクは、130年にも及ぶ歴史に裏打ちされた、確かなホスピタリティのあり方が気に入っており、アジアの各地にある定宿のひとつにしています。
ここ数年のリノベーションも終わり、たとえば、今回泊まったリバー・ウィングの客室のように、以前とはまったく別の部屋のように変わってしまった部分もあります。しかし、ソフト面では高水準を維持しており、やはり世界のオリエンタルということでしょうか。
たとえば、ゲストの性格や好みを把握しており、リクエストしなくても取りはからってくれたりします。初めてのゲストを初めてでないかのようにもてなすのも、リピーターにはリピーターであることを認識しているという対応も、どちらもホスピタリティの根幹のような気がします。正直、自分のことを覚えていてくれたと思うとうれしいですし、安心感もあります。そう感じると、居心地はますますよくなり、他のホテルに泊まろうかと思っても、ついオリエンタルを選んでしまいます。
また、コンシェルジュも優秀で、さまざまなリクエストに的確なアドバイスと手配をしてくれます。東南アジアの各地に行く時の拠点としてオリエンタルに泊まることもあり、ここのコンシェルジュに手配してもらうことも少なくありませんが、安心して任せられます。
こうした高水準のホスピタリティを提供してくれる限り、競争の激しいバンコクのホテルですが、オリエンタルは不動の地位を維持していくことでしょう。
ザ・オリエンタル・バンコク
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基本情報
名称: ザ・オリエンタル・バンコク
所在地: 48 Oriental Avenue, Bangkok 10500, Thailand 110 00
TEL: +66-2-659-9000
FAX: +66-2-659-0000
室数: 393室
主な施設: レストラン5 ラウンジ バー スパ ジム プール 料理教室
URL: http://www.mandarinoriental.com/hotel/510000001.asp
プロフィール: 1876年開業。1974年、マンダリン・オリエンタルが経営に参加。85年、マンダリン・オリエンタル香港と共にホテルグループを形成、ラグジュアリー・ホテルチェーン展開の礎となる。 2000年から04年にかけて、順次、客室棟やレストラン、スパなどをリニューアルし、ハイレベルなソフトとともに世界的な名声にさらなる磨きをかけている。
泊まった部屋: Superior River Wing  Special Seasonal Package Rate利用 1泊室料 209米ドル(税サ別)
撮影時期: 2004年09月
投稿者: オンディーン

詳細情報

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川の対岸から見た外観
ザ・オリエンタル・バンコクは、チャオプラヤ川を挟んで両岸に敷地があります。これは、タイ料理レストランやスパのある側から、客室棟などを見たところです。
左から順に、リバー・ウィング、ガーデン・ウィングがL字型に並び、植栽のすぐ右の低い建物がオーサーズ・ウィングです。
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巨大な鐘が吊り下げられたロビー
ガーデン・ウィングの1階がホテルのエントランス。到着すると、花の腕輪の歓迎を受けます。ドアマンやリムジンのドライバーなど、日本のホテルでは考えられないほどの人数のスタッフが笑顔で迎えてくれます。
レセプションで「Welcome back」の言葉を聞くと、リピーターとして認識されていることを感じます。
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リニューアル後、明るくなった室内
泊まったスーペリア・ルームは40平米の広さで、部屋のレイアウトはごく普通です。大きく変わったのは、室内の色が以前はダーク系の印象が強かったのですが、すっかり明るくなりました。
写真は、ターンダウン後のベッドまわりです。日中はタイ・シルクのベッドカバーに同じくタイシルクのクッションが飾られています。使われているリネンも上質で心地よい眠りを提供してくれます。
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南国の花が飾られたデスク
大きな窓のそばに置かれたライティングデスクには、花が飾られ、南国らしい雰囲気をかもし出しています。
オリエンタルはゲスト一人あたりのスタッフが5人ほどいるといわれ、さまざまなリクエストにきめ細やかに応じてくれるのが魅力です。
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毎日用意されるフルーツ
ライティングデスクの横には、ソファとコーヒーテーブルが置かれています。季節のフルーツが説明書きのカードとともに、毎日用意されます。
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重厚なアーモア
ベッドの正面には、上段にTVが収納され、下段はミニバーになっているアーモアがあります。扉の取っ手のデザインが変わっています。
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大変身したバスルーム
この部屋は、入って右側にクローゼットがあり、左側にバスルームがあります。バスルーム内は、正面にダブルシンクの洗面スペース、左側にバスタブ、右側にシャワーブースと個室のトイレという配置です。
リニューアルによって、ベッドルームとの壁の一部を、ルーバーのついたガラス窓に変えました。ルーバーはバスルーム側で開閉できます。
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レトロなシンクまわり
以前は、床も含め、緑がかった黒っぽい大理石が張られていたバスルームは、床が板張り(たぶんチーク?)、周囲は、ブルーのタイルをアクセントにして、薄いグレーの大理石張りになりました。洗面台のトップは黒の大理石で、蛇口のデザインがレトロです。
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新設されたシャワーブース
バスルームには独立したシャワーブースが新設されました。シャワーは固定とハンドタイプの両方が備えられています。
ユニークな形の飾り棚には、きれいにラップされたミネラルウォーターが置かれています。その手前のかすかに見えるブルーは、コットンのバスローブ。オリエンタルのバスローブはタオル地でなく、コットンかシルク製です。
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部屋からの眺め
部屋の窓から見える風景。バンコクはここ数年、近代化がますます進み、高層建築も次々と建てられています。
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コロニアルの空気が感じられる
オーサーズ・ラウンジもつい最近改装され、きれいになりました。ここは開業時の建物をずっと手入れして維持してきています。明るい吹き抜けのラウンジで楽しむアフタヌーン・ティーも格別です。
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オリエンタル・スパ
93年にオープンしたオリエンタル・スパは、シティホテルの本格的なスパ施設として先駆け的存在でしょう。50種類におよぶトリートメントやマッサージのメニューを持ち、半日、1日、2泊3日のパッケージもあります。
写真は、施術を受けるスパ・スイートと呼ばれる個室です。中には、施術用のマットが敷かれ、シャワー、スチーム・ルーム、パウダー・スペースが完備しています。
料金も、たとえばオリエンタル・マッサージ60分で55米ドル(税サ別)と決して高いわけではありませんし、施術の水準も高いと思います。人気が高く、予約が取りにくいので、早めに手配されることをおすすめします。
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ここもレトロなデザイン
同じく、スパ・スイートのパウダー・スペース。黒い大理石のトップにレトロな蛇口や照明、板張りの壁が落ち着いた雰囲気にまとまっています。
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クリスマスシーズンのロビー
クリスマス・シーズンには、館内にデコレーションが施されます。これは2000年のロビー風景です。年ごとに姿を変えるツリーも毎年の楽しみのひとつです。
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オーサーズ・ラウンジのクリスマスツリー
これも2000年のオーサーズ・ラウンジ。19世紀末のバンコクでは、どんなふうにクリスマスを祝ったのでしょうか。
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From Editor | 編集後記
つい最近知った手抜き料理がすっかり気に入り、ハマッています。 スーパーで売っている厚揚げ(地方によって呼び方が異なるかもしれませんが、豆腐を揚げたもの)を弱火のグリルで焼き、適当な大きさに切り分けます。 これに削り節とネギなどの薬味を載せて醤油をかけただけという、超簡単料理。 油が適度に抜けて、意外にさっぱりいただけます。食欲のない時でも1丁をたいらげてしまいます。 さて、夏休みの旅は、もう手配ずみでしょうか。楽しいことが待っていると思うと、日常のストレスが少し緩和されますね。

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