金沢白鳥路ホテルは、すべての客室がツイン仕様で30平米以上というコンセプトに惹かれて、利用を決めました。兼六園に近い金沢市の閑静な一角にあるホテルは、写真の通り、華やかで広々としたロビーが印象的でした。大正ロマンをイメージしたアートホテルという通り、ロビーの至る所には、九谷焼、加賀友禅、金箔など、金沢ならではの美術工芸品が飾られています。ゆったりとした広さのゲストルームにも、さりげなく工芸品が置かれ、あわただしいビジネス滞在でも、ほっとさせてくれます。また、館内にある天然温泉もいい気分転換になりました。
そして、このホテルの最大の長所は、金沢城まで3分、兼六園まで5分、近江町市場や東茶屋街にも15分以内で歩いていけるという観光ロケーションの良さでしょう。実際、ホテル内では、観光客の姿が多く見られました。
2004年に経営が変わり、05年にかけて大規模なリノベーションが行われたばかりなので施設が新しく、快適に過ごせます。朝食に一工夫が必要な点、アメニティの平凡さ、ウォッシュトイレがないことなど、シティホテルになりきっていない点は見受けられますが、漆器の小箱に入った干菓子、金箔入り珈琲など、金沢らしさを意識したサービスにも好感が持てました。 |
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